保護犬トイプードル女の子4歳の里親になりました。
保護犬とは
一言でいうと飼い主がいない、保護された犬のことです。
我が家に来た保護犬の様子
愛子はこのひと月、ワンコをお迎えするにあたりいろいろなことを調べ、犬についての問題を知りました。ショッキングな現実を50歳を過ぎて知りました。(詳しく知りたい方は「パピーミル」と検索してみてください。)
そして愛子はワンコをお迎えするのなら、保護犬の里親になるか、ブリーダー(繁殖をしている人)から直接買うかのどちらかにすることにしました。
結局我が家でお迎えすることになったワンコは、ブリーダーのところで2回出産して、役目を終えたリタイア犬の保護犬です。
個人のお宅で繁殖をしていたおうちの子なので、人に慣れています。夫にも娘のはなちゃん(18歳)にも息子のヒデ君(11歳)にも愛子にもすぐになつきました。とっても人懐っこくかわいい子です♡
無駄吠えがなく、インターホンが鳴ったり、誰かが来ても吠えることがありません。ご飯が欲しい、ケージから出して欲しいなどの要求吠えもありません。
連れて帰ってくるときに、犬用リュックの中に入れて電車に乗ったのですが(JRで手荷物扱い280円でした。)、誰にも気がつかれないほど静かでした。
夜はリビングのケージの中でひとりでおとなしく眠ることができました。
我が家でお迎えしたワンコは健康状態などとても良い方の子だと思います。
しいて言えば、痩せていることぐらいです。本来トイプードルでこのぐらいの体高ならば体重が3キロは欲しいのですが、2.4キロしかありません。ガリガリに痩せています。背骨が透けて見えそうです。
多くの犬を飼っている場合みんなでご飯を食べるので、気の弱い子はご飯をたくさん食べられないそうです。
あとはトイプードルなどの小型犬によくある膝蓋骨脱臼というのが、この子はG2(グレードツー)(1~4まであり、数字が多くなるほど症状が重い)ですが、日常生活を送る上では問題ないそうです。高い所から飛び降りさせない、急に方向転換させない、後ろ足2本で立たせない、階段は抱っこする(登りは筋肉がつくのでよいという人もいます)などを気を付ければよいようです。
愛子の家は全面フローリングで、滑りやすいです。滑りにくくするワックスというものがあるそうなので、それを塗る予定です。
あ、ワンコの名前は保護所での源氏名は「プラハ」ちゃんだったのですが、変えていいということなので、まだ考え中です。
「ベッドもあるけど、床が冷たくて気持ちいいの♡」変な格好でのびのび~(笑)
お家になれるまで、1週間はオムツでOKだそうです。
保護犬とは
保護犬にもいろいろなパターンがあります。
・迷い犬
・捨て犬
・飼い主が何らかの事情で飼うことができなくなった犬
転勤
引越し
飼い主がアレルギー・喘息になってしまった(我が家は全員アレルギー持ちですが、犬は大丈夫なことがわかっています。)
多頭飼いをしようと思ったが先住犬と相性が合わなかった
飼い主が入院
飼い主が老人介護施設に入居する
飼い主が結婚するが結婚相手が犬アレルギーもしくは犬が嫌い
同棲していたが別れることになりどちらも犬を放棄
飼い主が死亡
多頭飼い崩壊
マンションなどペット不可の所に住んでいたが大家さんにばれてしまった
金銭的に犬を飼う余裕がなくなった
犬が病気になり飼育放棄
単なる飼育放棄など
・ブリーダー(繁殖をしている人)から保護される
仔犬の奇形
売るのには条件が悪い仔犬(目や皮膚の疾患、歯のかみ合わせが悪い、足が脱臼しやすいなど)
繁殖犬として何回かお産などの繁殖をしたリタイア犬
病気になってしまった繁殖犬
ブリーダーの廃業
ブリーダーの無計画な繁殖による飼育崩壊など
(ペットショップの売れ残りもあるのでは?と愛子は個人的に考えています。)
他の犬をかみ殺してしまうなど問題行動のある犬
このような犬の保護活動をしている団体がたくさんあります。もう殺処分されるしか道のなかったたくさんのワンコたちの命が救われています。
ただ残念なことに、そのような団体の中にも悪徳なものがあるそうです。ブリーダーから引き取る時にお金をもらうことが目的だったりします。
犬のきちんとした診察や治療を行わない、検査結果を提示しない、日常生活が困難な子のトレーニングを行わずに里親に受け渡してしまう、里親に受け渡すときの譲渡費用の領収書を発行しない、アフターフォローがない、などが見極めのポイントとなるようです。
愛子はどの団体からワンコを受け入れようかと考えた時に、娘のはなちゃんのお友達がとある非営利動物保護団体Tからワンコをお迎えしたことを思い出しました。
ある日息子のヒデ君をつれ手へTへ見学に行きました。「匂いがくさいかもね。」と覚悟して行ったのですが、そんなことはまったくありませんでした。全然動物の臭いがしないのです。とっても清潔です。そこで小型犬のワンコたちが自由に歩き回っていました。
いろいろお話させていただき、愛子は代表の方の考えに感銘を受けました。ワンコを受け入れるならTにしようと思いました。
当たり前ですが、犬は生きています。犬を飼うということは、一生、長ければ15年くらいその犬のお世話をするということです。人間の赤ちゃんと同じようにお迎えする覚悟が必要です。
私はできなかったのですが、ハンデがあることがわかっているワンコの里親さんになられる方もたくさんいるそうです。それも含めて全部まるっと受け入れます。スゴイことですよね!?
ペットショップで犬を買う前に、考えて欲しいこと
もしあなたが犬を飼いたいと思っているならば、保護犬をお迎えすることも考えに入れてみてください。
あるいはちゃんとしたブリーダーさんから買いましょう。犬の純犬種を守るために、ブリーダーさんの存在は必要なのだそうです。(T代表談)
ペットショップで買うことは、利益追求の悪質なブリーダーを増加させることになりかねません。ただ、今の所ペットショップで「もしワンコが売れ残ったら」と考えると、ペットショップで買うことを否定することもできません。(もちろんちゃんとしたブリーダーさんもたくさんいらっしゃると思います。)
愛子もほんの少し前まで、ペットショップで犬を買おうとしていましたから。
成犬から飼うことのメリット
日本は仔犬から飼いたいと思う人が多いですが、海外では成犬から飼うこともよくあるそうです。確かに仔犬から飼った方が、なついたり、深い愛情が湧いたりするかもしれません。
でも成犬から飼うことにメリットもあります。
・もう大人なのでだいたいの性格がわかる。
・どのくらいの大きさになるかわかる。
・アレルギーなどの有無がわかる。(成犬になってからアレルギーなることもあります。)
すみません、ちょっと長くなりすぎました。
この1ヵ月、愛子はワンコのことで頭がいっぱいでした。ようやく無事にワンコをお迎えすることができました。今とっても幸せな気持ちです。今まで頑張ってきたワンコに敬意をはらいつつ、愛情をいっぱい注ぎたいと思っています。そしてワンコを太らせるよう、つとめます!
これからハリネズミのムーちゃんの様子と共に、ニューフェイスワンコのこともちょくちょくお伝えしていくつもりです。よろしくお願いいたします。
※すべての保護犬が我が家のワンコのような性格ではありません。保護犬をお迎えするリスクもあります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
(この記事はブログ「そこにいるだけでいい」で2017/8/5に書かれたものです。リライトし、この新ブログに移動しました。)