新しい家族が増えました。赤ちゃん?いいえ、ハリネズミです。
昨年から娘のはなちゃん(18歳)がずっと欲しがっていました。昨日我が家にやって来たハリネズミ。1日一緒に過ごした感想です。
ハリネズミ流行ってますよね。インスタグラムなどでよく見かけるようになりました。2年ほど前にはなちゃんとペットショップで見た時は1万円ぐらいだったと思います。
昨年秋に、はなちゃんがお友達と六本木のハリネズミカフェに行きました。そのカフェでは指名(笑)したハリネズミを抱かせてくれるそうです。はなちゃんが指名したハリネズミは人に慣れていて相性もよかったのか、針をたてることもなく膝の上で眠っていたそうです。そこでハリネズミにハートを射抜かれてしまったはなちゃんは、ハリネズミについてググリまくりました。そして「ハリネズミ飼おう。」攻撃が始まったのです。
愛子は犬が好きなので、ずっと犬を飼いたいと思っていました。黒いロングコートチワワです。でも子供たちにアレルギーがあるため、ドクターストップがかかっていました。犬の毛やダニ?はアレルギーにはよくないのです。
ハリネズミを飼うなんて夢にも思わなかったのです。まずそういう発想がありませんでした。ハリネズミならいいのか?怖くてお医者さんに聞けません。
12月に家族でペットショップへ行きました。ためしにハリネズミを抱かせてもらいました。ペットショップのハリネズミは、ハリネズミカフェの子より人に慣れていません。
最初は針を逆立てているのでチクチクします。怖がってボールみたいにまんまるになってしまう子もいます。
慣れてくると針は柔らかくなり、クンクン手のにおいをかぎまわります。ハリネズミはにおいにとても敏感なのだそうです。香水や化粧品のにおいは嫌いなんだそうです。
少し慣れるとその子は上へ上へ上って来ようとしました。活発なハリネズミだったようです。家族で順番に抱っこしてみました。夫の手の上に乗せると、クンクンにおいをかぎ、突然夫のジャケットの袖口をガシガシ嚙みました。愛子はそれを見て、すっかり怖くなってしまいました。はなちゃんによると、ハリネズミはあまがみするそうです。
最初に手首に感じたチクチク感を思い出すと、体がゾワッとします。「ママはハリネズミ反対!飼ってもお世話はしませんから」と言い放ちました。
ところがはなちゃんにはこれが「飼ってもいいよ」と、聞こえたようです。それから息子のヒデ君(11歳)を巻き込み、あれよあれよという間に二人のお年玉でハリネズミを買ってしまいました。
お値段は税別3万3千円だったそうです。高っ!種類はヨツユビハリネズミです。
そして昨日の夕方ついにハリネズミがうちにやってきました。小さい段ボール箱にチップを敷いてその上に置かれていました。箱の外側にはホカロンが2個貼ってありました。
箱を開けると、まんまるになったハリネズミがホカロン部分の裏側にピッタリくっついて震えています。
寒かったせいもあるのでしょう。ハリネズミは寒さに弱く、24度ぐらいが適温なんだそうです。あまり寒いと冬眠してしまうそうです。野生のハリネズミはそれなりの準備をして冬眠するのですが、飼われているハリネズミは準備をしていないので死んでしまうかもしれないそうです。はなちゃんが暖房用に赤外線保温電球を用意していたのでつけました。その電球を取り付けるクリップスタンド「ひまわり」と一緒に購入したそうです。いつの間に?
でも震えているのは寒さのせいだけではありません。移動と引っ越しで緊張しているのです。ペットショップの店員さんに「慣れるまで2日ぐらいはさわらないように。」と言われました。
とりあえず用意していた仮りのおうち(水槽)にうつしてあげたい。はなちゃんが手を近づけると、見えもしないのにものすごい針を逆立てました。においで何かが近づいてくるのを察知しているのでしょうか。痛い時は手袋をするといいそうです。はなちゃんは軍手をしましたが、軍手では意味がなかったそうです。「イタイ、イタイ。」と言いながらなんとかおうちへ移動させました。(笑)
それから3時間ぐらいは、ほぼまるまっていました。夫が「そういえばペットショップでずっとスピッツの曲が流れていたね」と、いいことを思い出しました。いそいでスピッツの曲を流します。
慣れてくると、時々顔と手足を出すようになりました。まずは水槽の中のにおいをかいでまわります。はなちゃんが百円ショップで買ってきた絵が描いてある木の板が気に入ったようでその横にはりついていました。
ハリネズミは夜行性なので、昼間はほとんど寝ています。でも2時間おきぐらいに起きて水を飲んだり、ちょっと動いたりします。
夜7時過ぎに夕ご飯です。お皿に入れておいたハリネズミフードをパクパク食べました。
1日に30gです。1回に全部食べたりはしませんでした。
家に着いてから6時間もすると、だいぶリラックスしてきたようです。餌を入れてある容器が気に入ったようで、まだ餌が入っているのに、首をつっこんだまま眠ってしまいました。↓
手前に転がっているのは温度湿度計です。
そうそう名前は子供たちが相談して「ムーちゃん」とつけました。
ハリネズミを飼うことに反対していた愛子ですが、その愛くるしさに1番やられたのは愛子のようです。
寒くないか暑くないか、気になって仕方がありません。起きた、寝た、と過敏に反応してしまいます。外出中のはなちゃんに頼まれてもいないのにベビーシッターのようにムーちゃんの近況をLINEで報告します。
ハリネズミは顔やしぐさがとってもかわいいです。さわられるのは好きではないので、なでたりはできません。でも見ているだけで充分癒されます。
1日たって思ったことは、ハリネズミを飼うのは、ずいぶん楽だなということです。においもほとんどないし、泣きもしません。人間の赤ちゃんみたいに「抱っこ、抱っこ。」も言いません。でも、とても癒されます。
人は犬などを見ると、赤ちゃんを見たときと同じホルモンが分泌されるそうです。愛子の脳内では今たくさんのホルモンが分泌されていることでしょう。ちょっとは若返るかしら。
明日は、夜のムーちゃんの様子をお届けします。
ムーちゃんの今のおうちは、仮り住まいです。はなちゃんが特注で水槽を注文したそうです。ちゃんとした住まいができたら、またご報告します。
それにしても動物の写真を撮るのは難しいですね。
※追記
ハリネズミは高さの感覚がないそうです。小屋を高い所に置くと、抜け出して落下することがあります。ケガをするかもしれません。危ないので小屋は低い所に置きましょう。(2017.5.28追記)
この記事はブログ「そこにいるだけでいい」に2017年1月9日に書かれたものです。この度、こちらのブログに記事をお引越ししました。
かわいい動物のお話がたくさん♪